新卒で精神科看護師になった男が考える良い点/悪い点

 私は25歳で看護専門学校を卒業し、そのまま新卒で都内の精神科病院に入職しました。そこで現在3年目を迎えた私が感じている新卒で精神科の良い点悪い点を紹介していきたいと思います。

 

新卒で精神科に入職した良い点

①圧倒的な働きやすさ

私が新卒で精神科への入職を決めた理由の一つとして男性看護師の多さがあります。実際入職してみると病棟にもよりますが男女割合は5:5くらいでした。ちなみに病棟師長も男性でした。女性だけの職場でも平気だよ~と思う人もいるかもしれませんが私は女性と話すことに耐性のない童〇丸出し小僧なので男性がいることで仕事もスムーズにこなすことが出来ています。

②コミュニケーション能力の向上

精神科の患者さんの中には死にたい気持ちを抱えている人や色々な妄想を持っている人がいます。そういう患者さんの対応には自分の言葉一つで不安にさせてしまったり逆鱗に触れてしまったりします。ですので会話するうえで人の気持ちを理解し汲み取る癖が身に付きます。こういった経験は割と日常生活でも重宝します。

 

新卒で精神科に入職した悪い点

①看護技術が定着しない

私は入職してすぐに急性期病棟へ配属されました。配属が療養病棟ならまた話は違ってきたかもしれませんが・・・(療養型の病棟だと介護度が高い患者さんが多く必然的に医療処置も必要となる場合が多い)私の病棟の場合、点滴や吸引などといった専門性の高い看護技術を必要とする状況がほとんど無いので技術が定着しないという悩みがあります。3年目になった今でも自信をもって出来る看護技術は採血くらいです。

②不穏な患者さんがいると駆り出される

男で精神科看護師になった以上避けて通れないのは不穏な患者さんの対応です。不穏で暴れそう・・なんて患者さんが時々いるのですが、そういう時は男性看護師総出で対応にあたります。3年目くらいになると比較的前のほうでの対応を任せられるので正直ちょっと怖いです。殴られたことはないですが水をぶっかけられたことはあります。

 

こんなところでしょうか、精神科でも病院によって様々だとは思います。しかしながら私のいる病院では新卒で入職される方は少なく中途の方が多いですね。あとは転職していく方がとても多い印象です。うちの病院の給料の低さに問題があるのかもしれませんが・・・精神科が合わなかったという理由でやめていく方もちらほらいらっしゃいました。

と、まあ3年目とまだまだ未熟ではありますが、そろそろ自分の未来について考えていかないといけないなぁ・・・と思いこのような考察をしてみました。

看護師への道に迷っている方などへ少しでも参考になれば幸いです。